スペイン語の検定試験DELEについて紹介します。
DELEはスペイン語の国際的な能力試験。
スペイン語圏で仕事を見つけたいと言う方は、DELEの資格を持っておくと有利です。
とても有用なDELEですが、日本語で説明されている情報が少ないため、なんとなく敬遠している人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゼロからDELEについて理解できるように丁寧に説明していきます。
スペイン語検定DELEはどのような試験なのか
DELE(Diploma de Español como Lengua Extranjera)とは、スペイン政府教育文化スポーツ省が発行しているスペイン語の国際的試験です。
日本ではスペイン語に関する唯一の公認資格。
終身資格のため、一度取ってしまえばその資格が失効することはありません。
日本では東京、大阪、名古屋、福岡、広島、仙台、沖縄等で行われていますが、年によって行われる日が違ったり、時期によって実施されない地域があったりします。
スケジュールについては、日本でDELEを運営しているセルバンテスのホームページをチェックしてください。
試験のレベルは6段階あり、易しい順にA1,A2,B1,B2,C1,C2となっています。
試験会場や時期により受けられないレベルもあります。
こちらもセルバンテスのホームページで確認してください。
各レベル『口頭試験』、『聞き取り』、『読解』、『西作文』、の四つの課題があり、各課題25点満点です。
この4つの内の『口頭試験』+『聞き取り』はグループ1、『読解』+『西作文』はグループ2となり、各グループで30点以上を取れば合格となります。
グループ1:『口頭試験』+『聞き取り』→50点満点
グループ2:『読解』+『西作文』→50点満点
各グループ30点以上で合格
仮にグループ1で満点の50点をとったとしても、グループ2が30点未満の場合は不合格になります。
DELEの試験対策は苦手を潰していき、平均点を上げていくのが大切です。
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試験時間は各レベルにより違います。
一番優しいレベルのA1レベルで1時間45分、高難易度のC2では4時間以上。
DELEの受験料はレベルにより違い、難易度が上がるにつれて費用も高くなります。
DELEの受験料
- A1:8800円
- A2:10800円
- B1:12400円
- B2:15400円
- C1:17300円
- C2:18500円
※2018年5月時点
安いとは言えない金額ですので、出来れば一発で合格したいですね。
海外で受験される場合は受験国の通貨で上記の値段相当の支払いになります。
合格発表は試験終了日から2ヶ月ほどで、セルバンテスのマイページで確認できます。
合格者には証書も届きますが、1年ほどかかるみたいです。