初めまして、Yukariです。
スペインのサラマンカ大学に留学してから、スペインでの生活が早10年。
これからスペインへの留学やスペイン生活についてお伝えしていきます
。
最初は私がスペインへ留学した理由と、留学地のサラマンカについてお話しようと思います。
なぜスペインに?なぜサラマンカに?
ラテンアメリカ研究
スペインに来た1つ目の理由は、マスターコースで学ぶためでした。
日本でラテンアメリカについて大学院で研究していたときから、専門の学部で詳しく学びたいと思っていました。
そうしたときに、たまたま新聞記事でサラマンカ大学にラテンアメリカ研究科があることを知って、進学を決意。
なぜラテンアメリカの大学・大学院に直接行かなかったのか。
それは私のスペイン語が下手だったからです。
当時、私のスペイン語は「この私のスペイン語のままでは、ラテンアメリカで暮らしては行けない」という程ひどいレベルでした。
スペイン語がほぼ理解できない状況でラテンアメリカに行くのは、当時の自分にはあまりに大冒険すぎました。
ラテンアメリカは安全に生活できるところもありますが、日本人が想像できないほど治安の悪い地域があるのも事実です。
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自転車レース
スペインへ留学を決めたもう1つの理由は自転車レースです。
日本にいるときから、ツール・ド・フランスやブエルタ・エスパ―ニャなどの自転車レースを見るのが好きでした。
スペインに留学を決めたとき、「よし、これでスペインの自転車レースを生で見に行ける」と内心喜びました。
スペインに留学を始めた最初の年から、私の自転車レース観戦の旅が始まりました。
たどたどしいスペイン語で地元の人に尋ねながら、やっとレースのスタート地点にたどりつきます。
選手たちが出走確定のためのサインに来るときに、精いっぱいの勇気を出して選手たちに話しかけ、サインや2ショットの写真をお願いします。
ほとんどの選手が快くサインにも写真にも応じてくれるのが、とてもうれしかったのです。
そんな週末を繰り返すうちに、だんだんと自転車業界の中で働くスペイン人スタッフとも仲良くなることができました。
彼らは私にスペイン自転車界の歴史や現状を教えてくれました。
スペインでの私の学生生活は、平日は大学院の図書館、週末は自転車レースを追ってスペイン中を駆け回るような生活になりました。
スペインの大学院で学んでいる日本人も、スペインの自転車レースを頻繁に現地へ観戦に行く日本人も、ともに決して多くはありません。
数年繰り返すうちに、両方の場所(つまり大学と自転車レース)がいつの間にか私のスペインの居場所のようになっていました。
サラマンカで事業の立ち上げ
スペインのサラマンカで、スペインの自転車レースやマラソン大会に参加したい日本人を支援するために、私は先日事業を立ち上げました。
スペインでは、アマチュアの愛好家が楽しめる自転車レースやマラソンレースも数多くあります。
スポーツイベントへの参加を通して、観光旅行では味わえないスペインスポーツ界で働く人々の温かさや明るさなどを、日本のスポーツ好きの方にも経験してもらう手助けをしていきたいです。