腹痛は日本で生活している我々にとって、グアテマラで高確率で発症する症状です。
完全に防ぐことは難しいので、しっかりと対処するための知識を持っておきましょう。
今回は私がスペイン語留学の地としてイチオシのサンペドロにおける、具体的な腹痛対策をお教えいたします。
Contents
グアテマラでの腹痛との戦い
私はサンペドロで3ヶ月間過ごしましたが、ほぼ毎週腹痛が発生していました。
原因は定かではありませんが、怪しいと推測しているものはいくつかあります。
- 屋台料理
- フルーツジュース
- スープ
私はこれらの料理をめげずに何回も繰り返し食べたため、高回数での腹痛を経験することになりました。
(美味しくて、安いのでチャレンジしたくなるんです)
腹痛の症状のほとんどは下痢でした。
そして、一回だけ便秘のような下腹部に張りを感じる痛みでした。
症状は概ね発症から3日程度で治りました。
グアテマラでの腹痛の原因
屋台
腹痛になった人のほとんどは屋台料理を食べているのではないでしょうか。
グアテマラは以前より大幅に改善されているものの、衛生環境は日本と比べるとだいぶ劣っています。
街中には多くの野良犬が歩いていることや、市場の周りを飛んでいる多くのハエが菌を媒介してしまうのです。
最近ではちゃんと調理器具を営業前に洗浄している屋台も多いですが、ハエをシャットアウトすることが困難です。
そのため、なかなか食中毒を予防することが難しいという状況です。
このような不確定要素も加わってくるため、日や調理する人によって食中毒を起こすか否かは変わってきます。
大丈夫な日もあれば、ダメな日もあるということです。
サンペドロでもメルカドの周りに夕方から屋台が現れてきます。
タコスや鳥肉を炭火で焼いたものなど、10ケツァール(約150円)ほどで食べることができます。
私の確率では20%ぐらいの確率で腹痛をおこしました。
屋台は安くて美味しい料理が多く、地元の文化を学ぶ良いツールなので、ぜひ果敢に挑戦してみて欲しいです。
しかし、事前にリスクを理解しておきましょう。
フルーツジュース
サンペドロではフルーツジュースのに露店が道端に出ています。
また、店内でフルーツジュースを作ってくれるレストランやカフェも沢山あります。
店内のほうが2~3倍の値段しますが、衛生的に安心できます。
しかし、私は露店と店内の両方のフルーツジュースで腹痛を起こしました。
私の結論は「水が原因の一つ」です。
店によっては浄水を使ってジュースを作ってくれますが、多くは山から汲んできた水を使っているそうです。
そのため、その水になれていない旅行者は腹痛を起こしてしまうことが多くなります。
フルーツジュースを飲みたいけど腹痛が心配な人は、店内調理で浄水を使っているか確認してから注文しましょう。
スープ
サンペドロのメルカドではスープも買うことができます。
トマトベースで肉が煮込まれていて、とっても美味しいです。
しかし、私は100発100中で腹痛を起こしました。
そう、100%です。
恐らく原因は、「水」と「菌が繁殖しやすい食べ物」です。
スープを煮込んだあと外で販売する場合、温度は温くなることと、食材を煮込んだ栄養豊富な培地となるため爆発的に菌が繁殖するんですね。
しかし、現地の人たちは全然平気みたいなので、これも結局は免疫の問題なのでしょう。
スープは特に注意してください。
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サンペドロでの腹痛対処法
下痢
下痢になった場合は、水分補給が重要ですので「スエーロ」と呼ばれる糖分の入った生理食塩様のドリンクを飲んでください。
スポーツドリンクみたいなものです。
こちらをチビチビ飲むことで、水分と糖分を補給していきます。
軽度の下痢の場合は2日間これを飲めば、状態は改善されていきます。
スエーロには色々な味があります。
- フルーツミックス
- りんご
- みかん
- ココナッツ
- パイナップル
- チェリー
奇しくも全て制覇してしまった私のオススメはココナッツ味!
不味いのはありませんでしたので、当日にお店にある味から選んでくださいね。
サンペドロには薬局がいくつかありますが、とても性格の良いお兄さんが店員をしている下の写真の薬局がオススメです。
旅行者でもぼったくらずに販売してくれます。
3日経っても治らないなら・・・
地元の病院に行きましょう。
そのような状態なら歩くのも困難でしょうから、ホテルのオーナーに病院に連れて行ってもらうか、サンペドロにいる日本人に助けを求めましょう。
とにかく、一人で解決しようとせずに周りの人の助けを借りてください。
サンペドロは優しい人達が多いですから、絶対に助けてくれます。
海外保険の証明書は忘れずに持って行ってください。
海外保険にまだ加入していない人は、絶対に加入してください。
保険未加入の状態で不慮の事故が起きると、恐ろしい額の請求書きます。
保険について→「World Nomads|簡単web申し込み可能な格安海外旅行保険」
グアテマラでの腹痛にオススメ
腹痛を起こすことは日常茶飯事なので、日本から胃腸薬を持っていくことをオススメします。
軽度の腹痛なら胃腸薬でやり過ごせます。
サンペドロでの食生活は野菜が不足しがちです。
腸内環境が悪化しやすいので、その改善のためにも胃腸薬の服用が役立ちます。
強力わかもと
イチオシの胃腸薬です。
胃と腸のどちらにも効きます。
ビール酵母・乳酸菌・消化酵素の、3つの天然成分を配合しており、食べ過ぎたときに消化を手助けしてくれます。
また、栄養分も豊富ですので、偏りがちな海外での食生活を大きくサポートしてくれます。
エビオス錠
ほぼ「強力わかもと」と同様の効力を発揮しますが、消化の手助けはしません。
値段も大きく変わらないので、海外に持っていくなら「強力わかもと」のほうがオールインワンで安心でしょう。
新ビオフェルミンS錠
3種類の乳酸菌を配合した整腸薬。
乳酸菌が生きたまま腸に届くという有名な医薬品ですね。
これは本当に乳酸菌だけですので、腹痛への対処という点では一番重要度は低いです。
まとめ
腹痛問題は日本人が海外旅行する場合に避けては通れません。
しかし、しっかりとその存在を認識して対処法を確認しておくことで、腹痛によるリスクを下げることができます。
どうにもならない時は現地の人や、サンペドロにいる日本人が絶対に助けてくれますので、過度な心配はしなくても大丈夫です。