言語が使用されている地域が他言語に堪能か
あなたが旅行などの軽いコミュニケーションが目的なら、その国の人が他にどのような言語が堪能か考慮してみましょう。
例えば、ドイツはドイツ語が母国語ですが、英語がとても堪能です。
北欧地域も英語が同様。
単純にコミュニケーションを取るだけなら、英語で十分なので、ドイツ語や北欧の言葉は勉強する優先順位は低くなるでしょう。
それなら、「英語だけで十分じゃないか?」という声が聞こえてきそうですね。
しかし、その考えは間違っています。
日本と同様に、英語を話せない人は世界に数多くいます。
中南米やアフリカ地域では、英語が全くわからない人が多くいます。
ヨーロッパでも、フランス・スペイン・ポルトガルでは流暢に英語を話せない人が多いです。
これらの土地に住む人々に対しては、特有の言語が必要になってくるので、習得する優先順位は高くなります。
真にコミュニケーションが取りたい場合は、しっかり現地の母語を勉強することをオススメします。
母語以外は、彼らにとっても外国語です。
少しの交流のために言語を習得することは現実的に難しいですが、違う文化圏では相手の言語を話そうとする姿勢が大切です。
相手の文化に敬意を払うことを忘れないでください。
言語が使用されている地域の経済
ビジネスを目的とするなら、各言語圏の経済を確認しましょう。
この際に重要なのが、5,10年後先を見据えることです。
World Economic Forumによると、近年(使用データの統計時期が書いていないので、正確な時期は不明)の言語別の経済ランキングは以下の通り。

引用元:https://www.weforum.org/agenda/2016/12/these-are-the-most-powerful-languages-in-the-world/
ここでは、赤枠の経済的指標を見ていきましょう。
詳しいランキングの算出方法はWorld Economic Forumをご覧ください。
現代の経済指標TOP5
- English
- Mandarin
- German
- Japanese
- Spanish
2050年の予想が以下になります。

引用元:https://www.weforum.org/agenda/2016/12/these-are-the-most-powerful-languages-in-the-world/
2050年経済指標TOP5
- English
- Mandarin
- German
- Hindi
- Spanish
TOP5だけ見ると、4位が日本語からヒンディー語に変わりました。
私の予想は中国語が大きく後退し、アラビア語とスペイン語が伸びると考えています。
予想は占いみたいなものなので、各人が色々な情報から未来を想像してみてください。
ビジネスを考える場合は、英語のように既にありふれたものではなく、先手先手を取っていく必要があります。
その点で、日本ではほとんど話せる人がいないヒンディー語やアラビア語という選択肢も面白いですね。