小学生から25年間フランス語を勉強している経験から、初中級レベルでも読みやすいフランス語の絵本・漫画を紹介します。
フランス語を勉強し始めたら、フランス語で本を読んでみたいですよね。
でも、いきなり新聞や大人向けの小説などを読むのは大変。
そんなときは、絵本や漫画を是非活用してみませんか?
読みやすいだけでなく、文化背景も一緒に学べて一石二鳥です。
私自身、学生の頃に絵本や簡単な物語を使って勉強をしていた経験があります。
最近は自分の子どもへの読み聞かせをする中で、自分の語学力の維持に役立てています。
Contents
絵本・物語
Gallimard Jeunesse Musique(ガリマール・ジュネス・ミュジック)(音が出る絵本・初級レベル~)
Gallimard Jeunesse Musiqueは、フランス人の子ども向けに作られた歌の絵本。
見開き1ページにつき1曲収録されています。
ボタンを押すと歌が流れてくる仕組みになっており、フランス人の発音に耳を慣らすのにぴったり。
歌詞もわかりやすく書かれているため、綴りの確認もしやすいです。
子ども向けの歌を活用する利点は、1曲が短いので繰り返し聴くことで定着させやすいこと。
また、普通の文章より、歌になっている方が同じフレーズを何度聴いても飽きがきません。
この本の欠点は、頻繁に音声再生していると、すぐに電池が切れてしまうこと。
フランス製の絵本ですが、日本で売っているボタン電池を入れ替えれば問題なく使えます。
フランス人の友人3組から、別々にこのシリーズの本をプレゼントしてもらいました。
フランスでもかなり人気のようです。
Petit Ours Brun(プティ・トゥルス・ブラン)(絵本・初級レベル~)
フランスでおなじみの絵本シリーズとなっている「Petit Ours Brun」は、訳すと「ちゃいろのこぐまくん」。
「お着換えをする」「スーパーに行く」といったテーマごとに1冊ずつ分かれていてページ数が少ないので、初級レベルでも楽しみながらテーマごとの単語に触れることができます。
フランス語の原作では何十冊出ているんだ!?というほどの定番シリーズ。
日本語でもほんの数冊翻訳版が出ているようです。
Petit Ours Brunはアニメにもなっていて、Youtubeでも観ることができます。
アニメは字幕が無いので、ある程度の速さで聴き取りできる中上級レベルにおすすめです。
Babar(ババール)(絵本・中級レベル~)
日本でも知名度のある象のババールは、物語が長くて、関係代名詞などもチラホラ出てくるので中級レベル以上の方におすすめ。
Kindle版やAudible版も出ているので、色々な活用方法ができそうですね!
Audibleの詳しい説明はこちら「リスニング強化にも最適!外国語学習にオススメのAudible教材」
Petit Nicolas(プティ・ニコラ)(物語・中級レベル~)
Petit Nicolasは日本での知名度は低いですが、フランスでは王道のキャラクター。
フランス人のごく一般的な小学生の男の子ニコラくんの物語です。
フランス語の難易度はババールよりやや上がり、絵の比率も挿絵程度になってきます。
より「本らしい本」を読みたくなってきた中級レベルの方におすすめです。
Petit NicolasのCD版も出ています。