映画や空港などで度々目にする「頬と頬をくっつける」挨拶=『チークキス』。
「Cheek to cheek」や「A La Italiana」とも呼ばれ、スペインやイタリアなどラテン系のヨーロッパの国々や中南米、はたまた東欧やロシアなどではとってもポピュラーな挨拶。
皆さんがスペイン語留学で訪れる国でも日常的に見られる風景の一つになるはず。
しかし、大人数相手でもお辞儀を一つすれば済んでしまう挨拶に慣れ、さらに恋人でもない人と顔を近づける事に免疫のない私達にとって『チークキス』はかなりハードルの高い行為。
「海外では挨拶代わりにキスをする」なんて耳にしますが、実際は口と口でキスをしているわけではありません。
では、どうすればスマートな『チークキス』がこなせるようになるのでしょうか?
チークキスのポイントわかりますか?
- どんなときにチークキスをするの?
- 誰とチークキスをするの?
- 男女でやり方は変わるの?
- 左右どちらから始めるの?
- 何回やればいいの?
- 頬を合わせるだけでいいの?
『チークキス』と言っても国や地域によって様々
実は一言に『チークキス』と言っても国によってその方法、マナーは多種多様。
例えば北米やイギリスなどの国ではチークキスをする事はあまり一般的ではなく、ハグだけで終わる文化もあります。
更に言うと、同じ国の中でも地域によってその回数や、やり方に違いがあったりするので、渡航前に自分の滞在先の『チークキス』事情を知っておくのは重要だと言えますね。
どんな時に誰と『チークキス』をするの?
チークキスのマナーは国や地方によって様々だとお話ししましたが、「どんな時に誰と『チークキス』をするのか」はどの国も割と相違ないようです。
留学先のクラスメイトやスペイン語学校の先生との「初めましての挨拶」や「友達の知り合いに道でばったり会った時」などは、目くばせや握手だけで大丈夫です。
また、ビジネス上での挨拶も大抵は握手だけです。
『チークキス』が必要なシチュエーションは例えばスペイン語学校のクラスメイトと仲良くなって家にお呼ばれした時、反対に家に招待して来てもらった時、現地の知り合いのパーティーで出会った人、物凄く仲良くなった友達やその家族に対して等=「プライベートな時間を共有するであろう相手と会った時」と考えると判断しやすいですね。
留学すると、クラスメイトや現地の友達と頻繁にホームパーティをする機会があると思いますので、パーティに呼ばれた際にはその場にいるみんなと『チークキス』をして徐々に慣れていきましょう。